ネットワークビジネス(MLM)という言葉を聞いて、
あなたはどのように感じるでしょうか。
ネット上にあるように、
詐欺、怪しい、洗脳といった
ネガティブなイメージを持つ人も多いかもしれません。
もちろん、
ねずみ講のように違法なビジネスもありますが、
ネットワークビジネス(MLM)そのものは違法ではありません。
にもかかわらず、なぜネガティブなイメージが多いのか。
そこには、
よくある誤解や勘違いがあるのでは?と思います。
よくある誤解や勘違いとは?
ネットワークビジネス(以下、MLM)と聞いて、
このようなイメージを持っている(持っていた)人も多いのではないでしょうか。
まず良さそうなイメージとして、
- 誰でも簡単に権利収入をもらえる
- 登録するだけで収入が発生する、増える
- 自分を紹介してくれた人が全部面倒見てくれる
- 自分を紹介してくれた人は全て情報を持っている
- 自分を紹介してくれた人は運営者に近く、何を聞いても教えてくれる
- 案件は一生続くものと思っている(思いたい)
悪いイメージとして
- MLMは問答無用で全部詐欺
- MLMに関わる人間は全員悪いやつら
- MLMは詐欺だから商品も悪い
といった感じですね。
結論からいえば、
さきほど紹介したイメージは全て違うのですが、なぜ、このような誤解や勘違いが起こってしまうのか。
そこには、
MLMを紹介する人、
紹介される人の
立場や思惑があります。
それぞれの立場や思惑
紹介する人
- 登録者数をはやく増やしたい
- ダウンの人数を増やしてグループの規模を大きくしたい
- 収入がはやく欲しい、増やしていきたい
- 面倒なことはしたくない(資料作成、サポートなど)
「くさいものにはフタをする」感じで
都合の悪いことは一切言わない人もいます。

紹介される人
- 簡単に、楽に、すぐ稼ぎたい
- 面倒なことはしたくない
- 自分で勉強や情報収集はしたくない
- なんでも全部無料で教えて欲しい
紹介する人、紹介される人、
どちらも
「稼ぎたい、収入を増やしたい」
といった欲求は必ず持っています。
自分はMLMの収入は一切いらない、欲しくないけどMLMを全力でやります、サポートも全て無料で行います・・このような方はほとんどいないはずです。
もしいたら、ある意味とんでもない人ですが、個人的には怪しいですね(苦笑)
一緒に稼いでいきましょう!ということで、紹介者と紹介される人がチームを組んで、バリバリ活動していくのが理想ですが、現実はなかなかうまくいかないことも多いです。
- 登録者数が欲しいだけなので、紹介したらサポート皆無
- 面倒なことはしたくないので、資料作成やフォローは一切しない
- すぐに稼げると言われたのに、全然稼げない
といったトラブルが発生してしまうのです。
紹介される人も、できれば、簡単に、楽に、すぐ稼ぎたいと考えがちなので、「すぐに稼げますよ〜」等と甘い勧誘を受けると、フラーっと流れてしまいます。
悪い意味での
「需要と供給のバランス」
「マッチング」
が成立してしまうわけです。

世の中から詐欺案件がなくならないのは
このような事情もあると思います。
本来ならまず紹介する側が、MLMのメリットやデメリットもきちんと説明していく必要がありますが、
真面目に活動していると、登録する人数やスピードも減ってしまいがちなので、
ありもしないことを吹き込んで手っ取り早く刈り取ろうとする人が現れるのです。
MLMはビジネスです
MLMは投資ではなくビジネスです。
自動売買のように何もせず
放ったらかしで稼げるものではありません。
これ、かなり誤解している人が多いかもしれません。
登録した後で
- 放置で稼げるんじゃないの?
- お金(登録費)払ったらあとは何もしなくていいのでは?
- お金払ったのに、まだ何かしないといけないの?
- 紹介しないと報酬発生しないって、そんなの聞いていない
といったトラブルも多いです。
MLMはビジネスなので紹介活動をしなければ意味がありません。
もし放ったらかしで稼ぎたいのであれば、実際に稼げるかどうかは別にして、投資の自動売買ツールを買うなど、他の手段を考えたほうがいいと思います。
MLMは投資ではなくビジネス
この意識は、紹介する側はもちろん、紹介される側や普段MLMをしていない人も、もっと持たないといけないと思います。
まとめ
不労所得(不労収入)
権利収入
・・・
確かに大事なことですが、
MLMの場合は、これらの言葉が独り歩きしている印象を受けます。
MLMで放ったらかしで報酬が得られるようになるのは、自分のチーム(組織)をかなり大きくした後です。
もちろん、それまではかなりの労力が必要です。
いまでこそトップリーダーとして全国で講演しているような人も、最初はゼロからのスタートで想像を絶するような経験、苦労をされているケースも珍しくありません。
全く組織も何もない状態で
いきなり莫大な不労所得、権利収入が得られるほど甘い世界ではありません。